宇井眞紀子写真展『息の緒』。作者の両親と母方の祖母が暮らした家を解体することになった。作者自身も8年間ほど暮らしたこともあって家の最期を見届けたいと思い、綴った軌跡。
宇井眞紀子写真展『息の緒』。作者の両親と母方の祖母が暮らした家を解体することになった。作者自身も8年間ほど暮らしたこともあって家の最期を見届けたいと思い、綴った軌跡。
「取り壊されていく部屋を撮影していると、父や母や祖母の姿が浮かんできた。両親は目の前に広がる栗畑に惹かれてこの家を選んだという。今、私は解体跡に建てた新しい家の窓から、毎日その栗畑を見ている。家には暮らしの息遣いが宿っている」
■会場:オリンパスギャラリー東京
■会期:開催中 ...