日本のバイク遺産 ニンジャ伝
定価 2,037円(本体 1,852円)

《永久保存版》カワサキの名車「ニンジャ」を集大成
GPZ900Rを中心としてニンジャ系フラッグシップを収録
ニンジャの歴史と関連モデルが一目瞭然
「Bikers Station」再収録

試し読み

[CONTENTS]
◯巻頭グラフ:歴代のGPZ900R/750Rを見る
~各年式別のカラーバリエーションや仕向け地別も網羅
 
◯GPZ900Rの開発
~水冷DOHC4バルブ並列4気筒とダイアモンドフレームに至る道程
 
◯開発者インタビュー①「新Z伝説、発進」
~Z1から10年目、さらなる伝説が始まった
 
◯詳細解説
1984 GPZ900R(ZX-900A1)
1991 GPZ900R(ZX-900A8)
1999 GPZ900R(ZX-900A12)
1984 GPZ750R(ZX-750G1)
 
◯カタログで見るGPZ900Rの変遷
~カワサキ第2世代の900ccモデルは、20年の長寿をまっとうする
 
◯カタログで見るGPZ750Rの変遷
~車体の設計を900と共通化した750Rは、わずか3シーズンでその生涯を終えた
 
◯主要諸元と仕向け地別仕様表&フレーム番号
~カワサキGPZ900R(1984~2003年)の年式ごとの
 
◯ZZR1100へ至る道
~GPZ900RからZZR1100まで。10年にわたる革新と熟成の歴史
 
◯1983~2000 カワサキフラッグシップの諸元一覧
 
◯GPZ900Rから ZZR1100へ
~その進化と共通性を探る
 
◯GPZ900R~ZZR1100までのエンジン諸元を比較する
 
◯開発者インタビュー②「300km/hと世界制覇」
~ニンジャのあと、それから…
 
◯詳細解説
1986~ GPZ1000RX(ZX1000A)
1988~ ZX10(ZX1000B)
1990~ ZZ-R1100(ZX1100C)
1993~ ZZ-R1100(ZX1100D)
2000 Ninja ZX-12R(ZX1200A)
2002 Ninja ZX-12R(ZX1200B)
2006 ZZR1400(ZX1400A6)
2012 Ninja ZX-14R(ZX1400E)
2011 Ninja 1000(ZX1000G)
2015 Ninja H2(ZX1000N)
2015 Ninja H2R(ZX1000P)
 
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◆Bikers Station 編集長 佐藤康郎◆
 
 私が初めてGPZ900Rに乗ったのは1984年3月20日、雨の筑波サーキットだったと思う。当時、私が在籍していた別冊モーターサイクリストの1984年5月号にカワサキGPZ900RとヤマハFJ1100の2台をテストし、開発者にインタビューもして巻頭特集を作ったのだ。取材班のチーフは大先輩の大光明(おおみや)さん。ゲストライダーは三井 晃さん。オマケのスタッフが若造の私であった。
 加速と最高速のテストは谷田部で行ったが、雨。定地テストの名手・大光明さんをもってしても、両車ともゼロヨン加速11秒台、最高速は230km/h強にとどまったが、ドライなら10秒台と250km/hオーバーは確実だったろう。
 2005年に完璧に整備したA1の豪州仕様に乗った。13年前だが、実によくできた万能スポーツバイクだった。このオートバイは今、カワサキにある。
 そして私は思う。10年後に走らせたとしても、その魅力は少しも色あせていないだろうと。ならばこそ、その歴史を関連モデルとともに一冊にまとめるのは価値があると考える。

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