日本のバイク遺産 Honda RC30 -VFR750R-
定価1,852円+税

《永久保存版》ホンダの名車「VFR750R(RC30)」を集大成
貴重な写真を集め、可能な限り大きく掲載!
RC30の歴史を詳細解説
「Bikers Station」再収録

画像: 日本のバイク遺産 Honda RC30 -VFR750R- 定価1,852円+税
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〇巻頭グラフ
「RC30グラフィティ」
 
〇RC30カタログ&資料集
 
〇開発ストーリー(1)
「造り手に強い意志なくして人の心をつかむ作品は生まれない」
~本多和郎さんにRC30開発当時の心境を聞く
 
〇RC30メカニズム概要
 
〇詳細解説
・1988 VFR750R(RC30)
 
〇開発ストーリー(2)
「エンジンは、ふたつの意味で走りを決める」
 
〇開発ストーリー(3)
「サスペンション、ブレーキも、入魂の力作」
 
〇特別コラム
「1年後に造り手ふたりに聞いたRC30開発裏話」
~本多和郎さんと小澤源男さんが1988年に語った真実
「30年後に明かされる真実RC30開発秘話」
~本多和郎さんと小澤源男さんが2017年に語った本音
 
〇試乗でわかった25年を経てもライダーの心をくすぐるパフォーマンス
~RC30の走りの心髄は時を経てなお光り輝く
 
〇詳細解説
・1994 RVF/RC45
 
〇特別収録
「ホンダが目指した2輪車に最適なV型4気筒」
~ホンダV4シリーズの変遷を追う
 
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30余年の時を経た今も燦然と輝く
 本書は1987年にホンダが送り出した名車、
VFR750R(RC30)をまとめたものです。
記事はバイカーズステーション1987年12月号を
はじめ、1988年9月号、1999年10月号、そして
2012年10月号、2017年10月号が中心になって
いますが、ホンダのV4の流れを追う上で2018年
10月号など、RC30以外の特集号からも収録し、
今となっては貴重な写真を集め、可能な限り
大きく掲載してまとめたムックです。
 
◆バイカーズステーション編集長 佐藤康郎◆
 
 バイカーズステーションの創刊号は1987年
9月1日発売の10月号。そのために遊風社を設立したのが同年の4月だったから、この原稿を書いている2019年5月1日(令和最初の日)の、32年と少し前である。その創刊号には5ページにわたってVFR750R(RC30)の詳細な解説記事が掲載されている。
 私が独自にオートバイ専門誌を出すことは余裕をもって各方面に伝えていた。そうした中のひとつであるホンダ広報部の友人が編集部に電話をくれた。いわく、「今度ものすごいのを出します。写真と資料を送りますから、絶対に創刊号で大きく取り上げてください」たぶん7月ごろのことだったと思う。
 創刊2号では鈴鹿サーキットでの試乗を記事にした。車両はちょっと変わっていて、日本仕様をベースに吸排気系をヨーロッパ仕に交換したのみならず、ホイール、エンジンパワーアップ用部品、トランスミッションをレース用のキットパーツとし、180km/hのスピードリミッターを解除したものだった。だが9月10日のこの日、私は試乗していない。
 当然ながら、その後に日本仕様を借用して公道試乗をし、そのときには走らせたが。
 日本国内では1000台限定だったため抽選販売になり、あっという間に完売した。さらに、1988年7月末の8耐以前(1987年に2台の先行車を走らせているが)から全日本選手権等々のロードレースで大活躍。RC30の人気は上昇する一方であった。そこで私は、発表からほぼ1年後の1988年9月号で、この作品がオートバイの世界に与えた影響を考える12ページの記事を作った。題して“戦うRC30”
 取材に際して、開発者たちへのインタビューを申し込んだところ、出席してくれたのが本多和郎さんと小澤源男さんだった。ふたりは実に熱く、目指す目的のためにどう働いたかを語ってくれ、私はそれに好感を持った。
この記事は本書にも収録されている。
 そして、1988年の8耐を取材しに行ったら、ブルーヘルメットの監督をしていた本多さんと再会。こうしたことが何年か続いた。
 一方の小澤さんには試乗会やホンダの二輪専門誌編集長ミーティングで会う機会が多くなり、突っ込んだ話をするようになった。
 こうして私はよき友人を得、ふたりは定年退職後しばらくして、バイカーズステーションの強力なアドバイザーになってくれた。
 さて、RC30そのものについて書く。最初に試乗したときには、癖がなくて乗りやすく、しかも速いことぐらいにしか気づけなかった。しかし、1999年10月号で、完全スタンダード、ということはリア18インチの車両と、HRCキットパーツのリア17インチを装着した本多さんの愛車を比較したときには異なる印象を受けた。スーパースポーツをコントロールする喜びが前車により大きく、その素晴らしさに感銘を受けたのだ。理由は明白。ライダーとしての私が、いくばくか成長したためである。
 速さでいえば本多車のほうが上だったから、オリジナルの持つ味わいに打たれたわけだ。などという文章を書いていたら、もう一度、心ゆくまでRC30を走らせてみたくなった。現在の私が、どう感じるかを知りたいのだ。こうした思いを抱かせるばかりか、人と人を結びつける力をも持つRC30は、真の名車である。
 このムックを作ってくれた、モーターマガジン社の岡本渉編集局長に感謝して筆を置く。

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